刀 (銘) 土浦臣長尾心慶藤原胤光 江戸時代 常陸国
文久三年二月日.応新辰道君需作之
本造り庵棟、刃長82.2p (2尺7寸1分)、反り2.0p、(6分6厘)、
元身巾3.9p、先巾3.1p、元重ね8o、先重ね6o、豪壮な造り込みです。
地鉄、板目、刃寄り柾かがる地鉄です。
刃紋、匂い勝ちの互の目丁字乱れ、やや逆心で刃中足入る。
帽子、乱れ込み、先は小さく丸く、浅く返る。
茎、うぶ、土浦家臣「新辰道」からの注文銘がある。
胤光は大慶直胤の高弟です。
うぶ刃の状態
素銅地に金着せハバキ。
藤代義雄著.「刀工事典、新刀編」 146頁所載品
鞘書きに曰く 「地刃上〃胤光作刀中で随一の代表作也」 と記されている。
白鞘付 甲種特別貴重刀剣認定書付
しのぎ刀剣美術館