脇差 (銘) 吉 広 室町時代 和泉国
本造り庵棟、僅か区送りだが殆どうぶ茎、刃長49.8p (1尺6寸4分3厘)、反り1.5p(4分8厘)、
元巾2.7p、先巾2.2p、元重ね7o、先5o、表裏に棒樋に添え樋の彫刻がある。
地鉄、小板目に木目交じり、刃寄り柾がかる。
刃紋、互の目乱れ、刃中細かい砂流し掛かり足入り。
帽子、乱れ込み、先、掃け心に丸く返る。
珍しい加賀四郎派の刀工です。