<吉政について>

初代吉政:筑前国。寛永頃。俗名は信国助左衛門、後に平四郎。晩年は善雅と称す。筑前信国十二代目吉貞の嫡男に生まれたが、父に背いて備前伝を学んだ為、廃嫡され次男吉次が家督を継ぐ。承応二年十二月四日没。

二代吉政:筑前国。寛文頃。新藤氏、俗名は平四郎、初代の弟。刻銘には「源信国平四郎作」「源信国平四郎吉政」「筑前国住源吉政作」等がある。元和八年生まれ。貞享五年八月没。67歳。

三代吉政:筑前国。元禄頃。俗名は信国平四郎。後に平助。刻銘「筑前国住源信国吉政」。晩年重宗に改名して「源信国平四郎重宗」と刻す。享保三年57歳没。




本作は二代目吉政の作品で、地刃共に健全で出来も良く、焼き刃紋も表裏良く揃い、刃中も明るく冴えています。


 (銘)  筑前国源信国吉政      江戸時代中期     筑前国
        

      本造り庵棟、刃長75.2p、反り1.8p。元巾2.9、先巾2.3p、元重ね6o、先重ね5o。
      地鉄、板目。
      刃紋、直ぐ焼き出しに互の目乱れ。
       帽子、直ぐに小丸。  
      茎、うぶ茎、切りヤスリ。


     古刀期信国からの続きで、初代は十二代目に相当すると云う。
      本作は二代目の傑作です





   白鞘入り。 特別保存鑑定書付    
 
 しのぎ刀剣美術館