脇指 (銘) 対馬守橘常光 江戸時代 (慶安頃) 武蔵国
本造り庵棟、刃長55.8p、反り1.3p。元幅3.2、先幅2.5p、元重6、先重4o。
表裏に棒樋の彫刻がある。
地鉄、小板目。
刃紋、大互の目丁字乱れ、匂い出来で刃中足入る。
帽子、先、小丸に返る。
茎、うぶ茎、勝手下がりヤスリ、栗尻、角棟。
俗名は日置市之丞、のちに三郎左衛門、八左衛門と改める。
刻銘は「対馬嫁橘常光」「武州住対馬守橘常光」「対馬守橘常光」「対馬守橘入道常光」「知休常光入道」
恒光と刻銘のものがあるとも云う、入道して智体と号し、また一法と号すというが、一法は別人だとする説がある。
本国江州蒲生郡、のち山城を経て江戸に移住、四谷に住み鍛刀したと伝る。